給油担当と 時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

>>今回はダブル参戦記

 給油担当の文章に時々ある青字のところはかわら版担当が追加で書きました

給油担当と時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

 スーパーGTオートポリスが終り、休むひまなくジャパンル・マンチャレンジ最終戦、岡山です。このシリーズ、第1戦菅生はスーパーGTの87号車を持っていきリタイヤ、第2戦もてぎは出場しなかっただけにこの第3戦では何とか一矢報いたいところです。ル・マン帰りのムルシーくん4号の登場です。富士GTテストに特別参加して各部のチェックをしたので大きな問題はなさそう?。ブレーキはカーボン、車重も100キロ軽い。ただしエンジン回転数は低く設定されています。もちろん耐久仕様ですから!!
 10月26日岡山に向けて静岡を出発、東京組みに拾ってもらい高速を岡山目指し爆走です!!

 この日私は朝、古谷助監督の到着を待っていました。約束の8時より少しでも早く出発したいのですが、古谷さん、埼玉県からなかなか到着しません。10時近くになってやっと到着、私の車で一緒に岡山を目指します。途中静岡で給油担当を拾い3人で岡山を目指します。目指してはいるのですが岡山遠い!なかなかつきません。浅草在住の山西選手は今回実家の大阪から行くので3人でひたすら東名、名神、中国と高速道路を乗継いで、やってきたのは美作インターです。ここまでくればあと30分、結局夕方5時頃ピットに着きました。

給油担当と時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

ムルシーくん4号はすでに到着し準備は万全です。外装はル・マンそのままです。ル・マンの車検合格ステッカーもそのままです。なんとなくカッコイイ!!!

 ホテルはJR津山駅前です。サーキットから40分ですが、ここ津山にはなかなかうまい店があります。その中からいつも行く中華料理の店をチョイス。今回はメカさんたちも一緒で20人ぐらいでワイワイガヤガヤ美味しい中華料理に舌鼓を打ちながら明日からの作戦を練ります。もちろん2次会も忘れてはいません。この2次会っていうのは来年の相談が主題です。でもその内容はヒ・ミ・ツです。

 10月27日朝早くから走行です。今回は1000kmレースです、燃費と耐久性の勝負です。敵は!“馬” 勝負です!!(相手にしてもらえなさそう〜〜〜!!)

 TeamJLOCのムルシーくん4号=ムルシエラゴRGT-LM(登録上RG-1)はLMGT1クラスへエントリーし優勝を目指すわけです。今回エンジニアにはスーパーGTの伊藤宗治が兼任、ドライバーは第1戦と同じく山西康司、桧井保孝、和田久の3選手がつとめます。

 今回ある重大な作戦が隠されていたのです。しかも作戦は前のレース又その前のレースから仕組まれ、計画を実行されてきたのです。スーパーGT、Rd1鈴鹿、我々ティームJLOCは、“優勝”の栄冠に浸りました。ドップリと。しかしその後GT-Aから厳しい性能調整を受けたのです。

 ちなみに日本のスーパーGTは思いっきり日本独自、というよりは孤立して世界中から相手にされていないレースです。大スポンサーであるメーカーのワークスティームが勝てばいいという興行的レースですからね。まあ、ランボルギーニは色物です。ところが今年の開幕戦ノーマークだったので勝っちゃいましたから大変です。100kg積め!ですからね。大人気ないというか、エゲツないというか、まあそういうわけです。

 というわけで開幕戦以来岡山、富士、とあまり美味しくなかったのです。結果が出せず苦しいレースが続きました。これはしかたのないことでこれ以上上位に食い込むためには、最終戦富士しか残されていないと考えました。ターゲットの富士最終戦に向けて着々と作戦を練り、1回1回のレースでデーターをとり、ドライバー、タイヤをどのように使いこなすか、慎重にテストを繰り返してきたのです。その最終目標、“燃費”この問題と最後まで格闘してきました。
 最終的に今回のレースで、どれだけ燃費良く走ることが出来るか。タイムを落とさず燃費を良くするために、ドライバーにはそれに対応した走りをお願いします。とても難しい注文を出したのです!!

 LMGT-1クラスのライバルは20号車のフェラーリ550マラネロ、そして9号車のモスラーMT900Rの2台です。クラス3台なので2回勝っている20号車は10ポイント、2回2位となっている9号車は8ポイントで両者シリーズチャンピオンの可能性があります。このままいったらフェラーリのシリーズチャンピオンなので、まあ、とりあえずここで優勝してけじめをつけなければいけませんね。勝っても5ポイントで3位変わらずですけど。9号車は自らが優勝し20号車が3位なら同ポイントですが、優勝回数の関係でどうしてもシリーズチャンピオンになるためには自車は完走し20号車がリタイヤしなければなりません。要するに20号車は完走すればシリーズチャンピオンです。ま、これは他人事ですからウチはウチで頑張ります。

 1回目の走行は3人とも順調のようでしたが、右リアのブレーキ温度だけが異常に高くなりました。逆に左リアの温度が低すぎる。カーボンブレーキの温度は高めなのですが、右リアだけ明らかにおかしい。タイムはやはり“馬”がちょっとだけ速いです。ムルシーくん4号はあえてタイムをだしません。スプリングをとっかえひっかえし、ダンパーをいじくりまわしてセッティングしていきます。午前中走行終了後アライメント、エンジンコンピューターのセッティング、あわただしい作業が続きます。車高調整、リアウイング、エンジニアの的確な作業指示が飛びます。午後の走行に向けて想定範囲内!!なんです!!みごと!!!
 午後は走り始めから全開走行、“馬”は、余裕ですね!ろくに走らないで走行終了のようです。ムルシーくん4号は、ドンドンセットを詰めていきます。32秒台突入、31秒台にも突入、快調です。しかし、ブレーキ温度は異常のままです。このままではレースを完走することは難しいかも???。今夜ブレーキダクトを追加しましょう!!。午後もめいっぱい走行して予選タイムアタックもして何とか30秒台です。明日はおそらく29秒いけるかな?

 午後の練習走行では1分30秒453と午前中のタイムを1秒ほど上回るベストラップを山西選手が記録しました。ライバルのフェラーリはタイムが伸びず、モスラーも午前中とほぼ変わらない1分35秒台後半。ムルシエラゴはクラストップ、総合でも5番手の良い結果で金曜日の練習走行を終えることが出来ました。

 今夜のジョブは、リアキャリパーのオーバーホールと冷却ダクトの追加、あとはチェックです。普段のGTより1人メカさんが多いので(実は、タイヤマン)作業は、順調早く終われそうです。9時前に終了してホテルへ。約1時間かかるんです、ホテルの1階で食事して寝ることにします。なんせもう11時過ぎています。

 この日ティームオーナーは用事があり、名古屋に帰ったので私はドライバーたちとホテル1Fのファミリーレストランで食事をしました。ワインをいただいて午後10時には眠くなりましたが、今日は早く眠ることができません。何と12時30分ごろレースクイーンの美佳ちゃんが駅に到着するので迎えにいかなければならないからです。かなり酔っぱらった私ひとりでは危ない(私が?彼女が?)と思ったらしくメカのKちゃんが一緒に駅にいってくれました。といってもホテル玄関から駅改札口まで歩いて1分、200歩ぐらいです。美佳ちゃん12時48分着の終電で到着、明日の朝から一緒に行動です。元気な美佳ちゃんのチェックインを眠そうなホテルマンが完了!おやすみなさい。

給油担当と時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

 10月28日 朝とても早い時間5時30分起床、今日は車検です、GTと違って車検場まで車を運びます。延々と押していくのですが、昨日事前に車検を受けているのでほとんど何もなく何の為に来たのか?。文句タラタラ!!車検も終了し1回目のドライバー予選です。

 山西選手からスタート。ベストタイム1分30秒226でクラストップに。続いて、桧井選手も1分31秒189、和田選手も1分31秒832のベストラップで簡単に予選を通過しました。すかさず名古屋にいるオーナーに電話報告完了!

 ドライバー交代の合間にもセッティングは進めていきます。リアブレーキ温度の問題は解決せずまだ高い状態が続きます。午後に向けては決勝のこともありますので、何とかブレーキ温度を下げなくては!!。いくつかのアイテムをぶち込み2回目の予選に備えます。

 この日はランボルギーニジャパン主催のサーキットチャレンジがあり20台ほどのランボルギーニが走るイベントもありました。古谷助監督はこちらのイベントではインストラクターです。また、ピットウオークも多くの観客でにぎわいました。美佳ちゃんも人気あります。何かとってものんびりした雰囲気です。

 午後はグリッド順位をきめるグリッド予選があります。ガソリンはギリギリ、タイヤNEW、山西選手がタイムアタックをします。走行はクラス分けされていますがLMP-1クラスとLMP-2クラスが初めの20分、その後20分がLMGT-1クラスとLMGT-2クラスが走ります。

 目標はライバルのフェラーリがまず出せない1分29秒台です。オーナーも愛車アウディRS6アバントを飛ばして予選に間に合いました。予選はまずLMPクラス占有の20分からです。山西選手はすでにコクピットで出撃準備を整えています。午後3時30分、ついにGTクラス占有の予選が始まりました。ゆっくりピットアウトしていく山西選手。1周目、2周目はタイヤをあたためることに専念していましたが、3周目のラップタイムは念願の1分29秒台に入りました。最終的には1分29秒493のベストラップで総合5位クラストップのグリッドを確保しました。このタイムLMGT-1クラスのコースレコードです。コースレコード出したのはティーム創設以来初めてのことだと思います。フェラーリ20号車は1分31秒を切れず、モスラー9号車も1分33秒台で、これでムルシエラゴRGT-LMは絶対的優位に立つことが出来ました。

 軽く“馬”を蹴散らし、LMGT-1クラス1位です。めでたしめでたし!しかし燃費はかなり落ちます。決勝は燃費走行に勤めましょう!
 予選終了後は、車両再検査のため車検場に。今夜は全オイル交換、チェックも徹底的にしていきます。普段より時間がかかります。早く終わりましょう!。作業は順調ですが時間もかなり押してきました。さっさと進めましょう。遅くなりました。今夜もホテルのレストランでお食事です。今日はビールを少々飲みました。あ〜〜疲れた!!!

 そのころスナック『め』では、ティームオーナーとまたまた来年のための秘密会議(といっても飲み会か?)です。マシンはどうするのか。どのレースに何台体制で出るのか。そしてドライバーは。話ても話てもなかなか結論が出ませんが、今から検討が必要なことです。まあ、明日の朝が早いので11時過ぎにお開きに。おやすみなさい。

 10月29日 本当に朝が早いです。フリー走行が早すぎるのでかなり眠いです。まだ暗い時間にホテルを出ます。6時前です。フリー走行に供えガソリンを満タンにして準備OKです。決勝を踏まえた、ドライバー交代をしていきます。山西選手、檜井選手、和田選手、ムルシーくん4号の最終確認をして走行終了です。タイムは1分31秒台です。これならばOKです。“馬”は33秒台、かなりマージンを残してのタイムでしょう。“馬”は完走狙いですから。決勝に向けての準備は着々と進みます。我々の富士最終戦に向けての作戦も進みます!

 決勝スタートは午前11時からで、271周または6時間が経過した時点でチェッカーフラッグが降られてレースは終了します。ランチタイムの前にスタートするこのレース。瞬く間にスタート時間が迫りました。グリッドは5番手。前にはLMP-1のマシンが2台、LMP-2のマシンが2台です。
 ペースカー先導によるローリングが始まり、1周してスタートがきられました。山西選手はうまいスタートで前方のLMP-2のマシン2台を抜いて、3番手で第1コーナーに飛び込みました。
 そしてそのポジションを守りながら山西選手は1分31秒台のペースで周回を重ね、クラス2番手のフェラーリに毎周2秒以上の差をつけて独走体制を築きにかかります。スタートは11時04分と発表され、271周先に走り切るマシンがない場合は6時間後の午後5時04分がゴールとなります。

 山西選手、無理をせず順調に周回を重ねます。燃費もかなりいいようです。無線で燃料消費量を定期てきに伝えてきています。燃費走行快調です。45ラップでピットインの予定ですが、メカニックは長いレースの経験が少ないスタッフばかり。私はさっさと椅子に座りのんびりモニターを眺めています。しかし睡魔が襲ってくる!!エキゾーストサウンドが心地好い子守唄のようです。

 スタート1時間後、88号車は総合3番手、クラストップで41周をこなしていました。クラス2番手の20号車は1周遅れ、クラス3番手の9号車は3周遅れです。
 予定通り45周目にピットイン。給油担当は毎回お仕事です。給油より先にドライバー交代が終了。給油終了と同時に檜井選手が飛び出していきます。1回目のピットインは無事終了です。次までは、のんびり休憩です。
 スタート2時間後、88号車は総合3番手、クラストップで77周をこなしていました。20号車は2周遅れ、9号車も4周遅れで追走しています。90周目に桧井選手が予定通りピットインし、燃料満タン、ニュータイヤで和田選手がピットアウト。とても順調です。

今回は給油担当が忙しいだけです。ハイ!!回りと違って事件はムルシー4号には起こりません。他は大変なようですが?御構い無しにこちらは快調です。“馬”とは、かなり差をつけました。新品タイヤの和田選手も32〜31秒台での走行です。こちらも燃費走行です。ミッションは、丁寧に、慎重に。遅い車をオーバーテイクする時も慎重に無理せず!!。和田選手が快調に周回する中、メカニックの中には上の瞼と下の瞼が張り付いて?なんてことが!!私もその一人、ガハハ!!!

給油担当と時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

 スタート3時間後、88号車は相変わらず総合3番手、クラストップで114周を回っていました。20号車は少しペースが落ち5周遅れ、かわりに9号車が4周遅れで追走していました。135周目に桧井選手がピットイン、山西選手に交代し給油のみで無事にピットアウトしました。ペースは1分33秒台を維持しています。

 毎ピット約90〜95リットルの給油です。ペースも安定しています。クラス1位、総合3位のポジションは変わりません。え〜こっちゃ!!山西選手も32〜33秒台時々31秒台で走行しています、しかも燃費走行で!!いいんじゃないですか〜。

 スタート4時間後、88号車は依然総合3番手、クラストップで151周を走っていました。20号車はトラブルのため後退、9号車は5周遅れという状況です。

 45ラップ走行予定ですが、もう少しの所で「リアからバイブレーションが出た」山西選手から緊急無線が入り、ピットは慌しく準備に入ります。
 さてピットインと同時に先ず給油、ドライバーを桧井選手に交代します。タイヤを交換する時、リアハブに問題が見つかりました。少々「がた」がでています。ハブ?サスペンション?メカニックがチェックをして、そのまま送りだしますが、やはりかなり問題が有りそうです。

 スタート5時間後、依然ポジションをキープして走る88号車。187周をこなしていよいよあと1時間です。ここで気を抜いてはいけません。ル・マンでも24時間のうち22時間はちゃんと走っていたんですからね。

 桧井選手のペースが少し落ちました。トラブル発生か?しかし桧井選手とエンジニアが無線で相談し、ペースを落としてこのまま走りきることになりました。ピットでは、緊急ピットインに備え準備しておきます。 ペースをうまく落とせばいいのです。時間との勝負です。

 6周後ろにはクラス2位の9号車と、序盤トップを走りながらもトラブルで止まっていたLMP-1クラスの21号車が追い上げてきていました。9号車はまず追い付いてこないのですが、21号車は1周20秒の割合で追い付いてきています。チェッカーを受ければクラス優勝は確実ですが21号車に追い付かれたら総合3位が危うくなるわけです。

 とんでも無いレースになってきました、残り時間と週回数!エンジニアから「電卓かして〜〜〜」!。時間とラップタイム、ザイテックのラップタイム、モスラのラップタイム、あ〜〜〜〜ややこしい!。皆で計算 1、2、3!!!。答えはギリギリ大丈夫。しかし、これはムルシーくん4号が壊れなければの話!!

 このまま今期2勝目。あ〜〜あとは祈るだけ!!。ど〜〜〜かこのままゴールしてください!。
桧井がんばれ!、ムルシーくん4号がんばれ!。ゴールの時間が近づいてきました。
 あと1周、いや、まだ2周あります。来た来た!もう少し。タイムは50秒台まで落ちてきています。かなり厳しい状態です。桧井選手に「あと1周」オーナーが無線で連絡しました。「了解」!桧井がんばれ!。
 トップがゴールのチェッカーを受けました。そして最終コーナーからムルシーくん4号が来ました!。
ゴ〜〜〜〜〜ル!。優勝です。1番以外はビリもいっしょ!!ムルシーくん2勝めです!!。すご〜〜〜〜い!!すご〜〜〜〜い!の連発!スタッフ全員と握手、握手です!。総合3位はおまけでしょうか。

給油担当と時々かわら版担当のレース参戦記(JLMC岡山)

 無事にゴールできて本当に良かったです。ヨコハマタイヤさんとのマッチングに悩んだ金曜日、午後の最後にいいセットが見つかりホットして!。予選で29秒まで行けたのもヨコハマさんのおかげです!!。2スティント90ラップもつタイヤですよ!!有難うございました!!。

 喜びもほどほどに。問題を抱えたレースでした。実は金曜日からラジエターに問題があり冷却水が漏れていたんです。漏れ止め防止剤でごまかしていたんですが、最後までもちました。リアハブの「がた」、これも問題です。次回のGT最終戦富士に同じトラブルが出ないように十分対策しておかなければいけません。なんせ来週ですから!!。私は静岡に帰って普通にお仕事ですが、工場では大忙しでしょう。片付けもそのまま富士に持っていけるように整理して片付けます。ゴールが17時過ぎです。入賞車は最車検があります。すべて終ってサーキットを後にするのはおそらく20時すぎです。ここで一応祝勝会です。表彰台で空けたシャンパンを皆でいただきます。帰りの車のファーストドライバーはだめですよ!。そして空いたボトルに皆でサインをします。先日亡くなられたティームのスポンサーでもあったトライクジャパン代表の“近藤学”さんの葬儀に持って行くことにします。

 東京組みと私は一足先にサーキットを出ます。「め」さまと古谷副監督、私と山西選手、あとおまけ1名の5人で東京をめざします。途中大阪で山西選手とおまけ1名を下ろして、3人で東京を目指しますが私は後ろのシートで爆睡です。静岡県に入り、牧の原サービスエリアで交代して静岡に向かいます。疲れた!!しかし結果が良かっただけに嬉しいです。早速明日、兄のお墓にお参りしてきます。家に着いたのは2時を過ぎていました。

 給油担当を静岡に送ると私と古谷助監督のふたりです。私は古谷助監督の結婚を何とかしなければならない使命がありますので、そこら中に頼んでいるお見合い話しの内容を真剣に検討しました。来年には何とか古谷家に春を運びたいと思っています。私の自宅には午前4時前に到着しました。古谷助監督ここからさらに埼玉県です。お疲れ様でした!しかし来週すぐに富士でスーパーGT最終戦があります。頑張りましょう!!

 亡くなられた近藤学さんとは10年来のお友達でした。仕事上のお付き合いより私的なお付き合いの方が多く、彼のGT-Rのセッティングの話をしたり、改造車検の話をしたり、貴重な情報交換をさせてもらいました。彼の車に対しての夢!熱く語る彼についつい、長話をしたことを思い出します。あらためてご冥福をお祈りします。天国にいる私の兄とレースの話、車の話、いっぱいしてください。兄によろしく。

 11月1日近藤社長のお別れ会にオーナーや山西選手、古谷選手とともに行ってきました。青山葬儀所には故人とお別れするためにたくさんの人が来ていました。優勝の報告とチーム全員のサインが入ったシャンパンとドライバー全員のサインの入った帽子を捧げました。トライクジャパンとカーメイキングマナブスは弟さんを代表として社員のみなさんと共に、しっかりとやっていくそうです。天国の近藤さんも安心してJLOCティーム創設者寺井輝昭とお話できるでしょう。私もしばし近藤社長との思い出に浸ったのでした。

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