かわら板担当のレース参戦記(ル・マン24時間レース、パート2)

>>6月6日

 朝食は各自適当にゆっくりして、11時に3人でカルフールにいきました。まあ、日本にもある巨大スーパーです。ここで解散して午後1時に飯でも食おうということで各自買い物に。ミネラルウォーター、ジュースはもとより食料中心に買います。桧井選手は地図コーナーでル・マンの地図、家電コーナーで湯沸かしポットを見つけました。実は桧井選手、大の和食党でレトルト製品やアルファ米製品を死ぬほど持ってきているのです。毎日お茶漬け、まぜごはん、おにぎりが食べられるらしい。
 山西選手はパスタ党で自分の部屋で調理するつもりになったのかコンロとフライパンを購入。(部屋で火を使っていいのかよ!)当然パスタとソースを山のように買い込んでいます。
 私は予定通りワインの山です。だって安いんだモン。これでもかと買い物をしてスーパーの中のレストランへ。あ、これは中野信治選手ご夫妻ではないですか。みんなで仲良く食事をして今までの買い物をクルマに詰めたらまたまた買い物!ホントみんな何買うの〜。午後4時終了、一路ホテルへ。

 落ち着いたところでホテルがル・マンの中心部の川沿いなので、歩いて街の中心である教会まで見学にいきました。非常に立派な教会です。街を散策するうちにお腹がすいたというので夕食にしました。今日はインド料理屋です。カレーライス食べるつもりで入ったのですが、結果はイマイチでした。山西選手は店主に水をこぼされ、私のカレーはココナッツ味の甘いスープだし、まあまあなのは桧井選手のマトンカレーかな。これはまともそうでした。ここは二度と来ないといいながらもご機嫌でホテルに帰りました。


>>6月7日

 山西選手は中野選手に誘われて一泊でどこかにいくらしいです。私と桧井選手はのんびりとコインランドリーで洗濯です。コインランドリーはホテルの裏にすぐありました。洗濯物がまわっている間は暇です。近くの市営電車の実物大模型を見学しました。来年開通するこの路面電車は斬新なデザインでルマンの街を南北に貫きます。病院、教会そばの広場、TGVの駅、そしてサルトサーキットそばにも駅ができます。
 近くのスーパーでケーキと飲み物を買って桧井選手の部屋でランチです。日本食と私の持って行った味噌汁で大変美味しい食事をしました。デザートのケーキも食べて大満足です。
 腹ごなしにふたりで散歩にいきました。駅のそばにACO直営のブティックがあるというのでそれを目当てに行くと、ありました!。店のおばちゃんがとてもひょうきんです。ついついのせられて色々買ってしまいました。まあ、お土産ですものね。変なものよりACO公認グッズですから!

 続いてACO公認のカフェでお茶でもと思ったらやっていませんでした。

かわら板担当のレース参戦記(ル・マン24時間レース、パート2)

その他にも色々散歩していったんホテルに帰った我々は密かに今日の目標は中華!と決めていました。6時に集合ということで(私は8時頃でいいんじゃないかと思うのですが、頑強に桧井選手、夕食6時を主張します)出かけたものの大抵の店は午後7時オープンです。7時近くになって1軒の中華レストラン発見。8ユーロ50で、2種の点心、チャーハンにおかずが1品選べるというのはかなりリーズナブル。私は豚を注文、予想通り酢豚がでて大満足。桧井選手は牛を選んでハズしたようです。


>>6月8日

 この日ものんびりです。ACOの通訳のTさんと食事の約束をしました。昼は彼の泊まっている私たちより高級なホテルでランチをいただきました。プールサイドで優雅に、しかもウエイトレスがとびきりのフランス美人、さらに超ミニタイトスカートなので少々値のはるランチもとってもリーズナブルな気分になりました。桧井選手ミニスカートにロックオン状態が続きます。

 Tさんの部屋に戻ってルールブックのチェックです。英訳はあっても間違ったりしているので、(フランス語が正規で、たとえ英訳が間違っていても受け入れられません)フランス語できっちりルールを把握します。競技長の資格のある桧井選手は隅々までルールを理解したようです。日本のルールとは似ているようですが決定的に違う所もあります。

 夕方からTさんお勧めの地中海レストランに。Tさんが気前よくおごってくれました。帰国してから浅草に招待しなくては。このレストラン、駅前の1軒なのですがこれが最高のお味!!このツアー1番といってもいいくらいです。満足のうちにホテルに帰って寝ました。


>>6月9日

 この日、桧井選手と私はル・マン市内にある、某自動車ディーラーに行きました。そこの社長がレース好きであり、自身もラリーなどに出ていてレーシンググッズの供給体制もバッチリとTさんから聞いたからです。
 メーカーを問わず自動車部品やレーシングアイテムなら24時間以内に揃えてみせると豪語していました。う〜ん、ランボルギーニは特殊だからな〜。ともかくとてもいい人なので名刺交換をしました。そして楽しい会話。お互い片言の英語です。私は桧井選手に内緒で、彼がパリの地下駐車場で確実に壊した(本人はなかなか認めようとはしませんが)左ドアミラーを発注しました。明日来てくれということなので桧井選手の知らないうちに直してしまおうというわけです。優しいでしょ。

 強引に6時夕食を主張する桧井選手と街に出ましたが、そんな時間にやってないってば!!学習能力ないなあ。7時になってやっと教会のそばの石畳の小路にオープンするお店を見つけました。よし!ここのフランス料理に決めたと思ったら何となく違った雰囲気です。黒人の太ったおばさんがにこやかに席に案内してくれます。でも良く見るとこのレストラン、アフリカ料理だったのです。メニューを見るとクスクスとか、なんちゃら色々書いてありました。オープンテラスだったので慌てて席を立ち出ました。
 その3軒先に、やはりオープンテラスのレストランを発見。

かわら板担当のレース参戦記(ル・マン24時間レース、パート2)

メニューを見ると地元フランス料理です。よし、今度は間違えない。すると物凄く可愛い金髪の娘が注文をとりに来ました。もちろんこの時点で私と桧井選手はこのレストランに満足です。私はワインを、桧井選手はペリエを注文し、食事はまた注文に来てもらいます。その娘は笑顔で何かを注文する度に「ウィ!」と可愛い声で返事をするので何回も注文した方が断然お得です!と桧井選手がいっていました。お料理も素晴らしく満足です。このレストランには是非また来たいとうわ言のようにおっしゃる桧井選手が印象的な夜でした。


>>6月10日

 この日でのんびりしたル・マン滞在はおしまいです。明日はシャルルドゴール空港に日本から来る監督以下のスタッフを迎えに行かなくてはなりません。この日のお昼頃からカルフールにお買い物です。山西選手も桧井選手も色々買い込んでいるようですが、私は水とワインですんね。それから日本へのお土産を買います。
 フランス産岩塩はとてもいいお土産です。オシャレな袋に入ったものを大量に買いました。また、フランス菓子やル・マン市内の地図もいいお土産です。本当は安くて美味しいワインが一番なのですが、重い上に税金がかかるので持ち帰るのは諦め、現地で私が心をこめて飲み、その感想文をお土産にとも考えましたが、ウイットのわかる友人ばかりではないのでやめときましょう。

 夜はホテルの1階のレストランで。ここなら食後にそのままテラスで飲み続けることも出来ますから。しかし山西選手も桧井選手も飲まないので結局私ひとりなのですが。いや、山西選手は中野選手とロワール河沿いのワイナリーで鍛えてきたらしく私におつきあいしてくれました。

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